大寒の今日裸祭りが行われました

朱塗りの御輿が大寒の海を渡る

 

毎年１月２０日に、熊本県天草郡苓北町、上津深江の八坂神社で裸祭りが行われます。

今年は、風が強く海は大荒れの中、大勢の人が見守る中行われました。

 

御輿をかついだ青年団の話によると、波のせいでなかなか前に進まず、苦労したそうです。

たくさんの報道関係者や、アマチュアカメラマンのひとも集まっていましたが、今年は平日であったため、昨年に比べて人数は少ないようでした。（昨年は日曜日でした）

 

この裸まつりは、約４００年前、上津深江地区に悪病が流行した際、山伏が海でみそぎをして病魔を退散させたのが始まりとされています。

 

神事の後、ほら貝の合図で上津深江青年会の男衆３０人が朱塗りの御輿を担いだまま冷たい海に飛び込みます。

さらしをまいた青壮年たちは、波をかぶりながらも、威勢良く「ヨイヤ、ヨイヤ」とかけ声を上げ、ほら貝を吹き鳴らしながら、海岸沿いを約３００メートル泳ぎます。

海から上がった一行は、氏子の家々を土足のまま駆け上がり玄関や縁側、座敷で御輿になますをのせておみきをかけ１年間の無病息災を祈ります。

家の中は日没まで掃除をしないというならわしがあります。

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